甲府市 リウマチ科 関節リウマチ 膝の痛み 関節痛 リウマトレックス MTX 生物学的製剤 エンブレル

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にしおか内科クリニックの診療時間:月・火・木・土:9:00~12:00、13:00~17:00、休診日:水・金・日・祝、初診の方は土曜日のみ受付(要予約)、再診の場合も事前にお電話お願いいたします。

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原因のわからない関節痛は関節リウマチ、
炎症性関節障害の可能性があります

抗リウマチ薬の作用キ機序

まず始めにお伝えしたいことは、リウマチは確実に治療できる病気ということです。早期に発見できれば、日常生活が普通にできるようになります。

当院に治療を希望されてくる方に誤解のないよう、当院での治療内容を説明いたします。

詳細な治療内容の説明はこちら

関節リウマチという病気の概略

タンパク質転写後のシトルリン化 自己免疫疾患発症

関節リウマチとは、関節の滑膜を中心とした関節炎が病理的主体の、炎症性関節障害です。原因のはっきりしない関節痛は関節リウマチの可能性があります。

関節リウマチにかかる人の特徴として、女性に多く、更年期前後に発症する、遺伝的要素がある程度あり、環境要素としては喫煙、腸内細菌ウイルスの変化、歯周病などが誘因になるとされています。また、女性ホルモンや抽象的ながらストレスも関与することが想定されています。

炎症が続くことで関節破壊が進行し、きわめて重大な機能障害である四肢(手足)の運動機能が損なわれ、さらに合併症として間質性肺炎、逆流性食道炎を引き起こしてきます。

関節リウマチの治療を十年単位で行っていない状態ですと、炎症によってできるアミロイドが各臓器に沈着し、腎不全や肝機能障害、肺病変をきたし、さらに感染症に対しても弱くなる(免疫抑制剤の影響もあると思われます)ことから、結核・非結核性抗酸菌症・慢性副鼻腔炎・慢性膀胱炎・カリニ肺炎などの合併症も発症してしまい、日常生活に大きな影響を与えてしまう病気といえます。

関節リウマチは治療が必要な炎症性関節障害である

関節リウマチ分類基準6点以上

関節リウマチであることの第一条件は関節炎症があることです。炎症の診断は、まず血液検査ではなく、触診による関節の痛みと腫れの有無、熱感の確認となります。熱感に関しては印象としては関節の中心からくる感覚を指しますが、これだけは医師の経験が必要です。

当院の理事長は100名を超えるリウマチ患者さんの関節を毎日触れることにより、3年程度でその感覚がやっとわかってきました。といっても毎回診察のたびに一人ひとりの関節の熱感を記憶してその変化を見ていくしかありません。

関節リウマチの診断

2010 ACR/EULAR分類基準適応対象集団

関節リウマチの診断は各国のリウマチ学会(日本、アメリカ、欧州)などから、数年に一度改訂されながら最新の診断ガイドラインとして提供されていますので、ぜひ一度お読みください。

リウマチの診断基準については、状態をより早期に診断するために、抗CCP抗体(ACPA抗体)やMRI、エコーの導入が追加されるなどの定期的な改訂が行われていますが、その改訂によって以前関節リウマチと診断されていた方が、実は関節リウマチ以外の病気であった、ということはほぼありえません。

あらわれる症状がいわゆる普通の関節リウマチであるのか、他の膠原病を合併しているのか、さらに他の膠原病の一症状なのか、全く違う病気でありながら、関節リウマチのような症状が出ているのか、そこには数多くの区別しなくてはならない医学的興味深い病態があり、学会ではそういうことを検討する必要がありますが、あくまでも関節リウマチの診断基準が今後大きく変わることはありません。